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七宝
しっぽう
東京七宝(別名メタル七宝)は、彫刻された銅、銀、金の素地に ガラス質の釉薬を竹のヘラ(ほせ)でデザインに沿って盛り込む。
釉薬を乾燥させた後830cの温度で焼成する。色の数によりこの工程を繰り返していく。
盛り込みと焼成が終わると表面の研磨をし、細かい砥石で仕上げ研磨をし、最後に最終焼成をしてメッキ加工をして製品が出来上がる。
畠山 弘
はたけやま ひろし
昭和28年生まれ
七宝制作では、畠山氏はデザイン(原案)の考案、盛り込み、研磨、 焼成、仕上げのすべてを行う。
江戸時代に平田彦四郎が朝鮮半島から渡来した技術を学び、刀の装飾品製作に用いられたが、明治時代の廃刀令を機に、刀から勲章、徽章の飾り製作へと転換していった。
南千住に生まれ、父・吉雄の下で22歳より修業して技術を修得した。28歳のとき、父の後を引き継ぎ二代目となる。昭和53年からはオリジナル作品としてブローチやペンダントなどのアクセサリーを中心に手掛けている。
荒川区登録無形文化財保持者(平成22年度認定)
(南千住五丁目43番4号)
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